【温故知新】古来の知恵を日常生活にどう活かすかvol.2・雨奇晴好

温故知新

「雨奇晴好」・うきせいこう・

晴れの日も、雨の日も、そして風の日にもそれぞれの趣があります。物ごとは、見る角度によって様々に捉えられるものです。だからどんな天気であっても、美しくてすばらしいのです。心を穏やかに整えて少し視点を変えて見ることで、その中に秘めた”小さな幸せ”に気付くではないでしょうか。

恵みの雨が降ったら、美味しいお米や野菜を育ててくれます。風は大気を浄化してくれるし、電気を作ることだってできます。どんな天気も何かの役に立っていて世の中にとって必要なものなのです。人間もまた同様で「」のひとつひとつに光があって輝いています。誰もが、存在そのものに価値があり美しく魅力的です。

生きていれば色々な出来事に遭遇するはずです。そんな時すぐに落ち込んだり投げ出したりせずに、やさしい穏やかな気持ちで向き合ってみて下さい。そうすると、案外良いところを発見できるものです。いつでも物ごとを前向きに捉えて喜びを見出せる、そんな素直な心でいることが大切なのではないでしょうか?

すべての人は幸せになるために生まれてきたのです。でも幸せはなかなか向こうからやって来てはくれません。自らで幸福感を感じて生きる喜びを味わっていくものです。では自分で幸せだと感じられるには、いったいどうしたら良いのでしょう?

それはやはり真摯に自分と向き合い、自分をよく知ることではないでしょうか。「自分のことは自分が一番知っているよ」って思うかもしれませんが、果たして本当にそうでしょうか。偽りのない本来の自分を認めるというのは案外難しいものです。

人と関わり生きている日々のなか、常識や形式を気にしながら窮屈に過ごしていませんか?必要以上に、他人の目や評価を気にしていませんか?自分を隠してムリをしてませんか?ありのままの素の自分ってどんな人でしょう。

他者が関与しないときの自分の本音、人が介入しない本当の望みや願いをもう一度静かにみつめてみて下さい。自分勝手な望みでもわがままな願いでも、心の中だったら誰にも邪魔されず自由な思考ができます。何が心地良くて、何が不快と感じるか、どうあれば嬉しいのか?という心の内をご自身が分かっていることって大事ですよね。自分をないがしろにせず、もっと労わってあげることが必要です。

日本人は相手の気持ちを察したり配慮することが美徳であって、自己愛や自分を大切にするといった事は不得手で後回しにしてしまいます。たとえどんな自分でもすべてを受け入れ、自分自身が一番の味方でいることが幸福の素になります。

世の中が多様化して複雑になってくると、ストレスや心の痛みを抱えがちです。自分を見失うことのない様に、飾らない等身大の自分でいられることが大切だと思います。幸せの種は自分の中に必ずあるので、どうかご自身を慈しみ輝く光の貴方でいて下さい。

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